心に響く台詞 〜神様のカルテ〜

神様のカルテの作者、夏川草介先生にご公演いただくことになりました。

新章 神様のカルテの中で、主人公の栗原一止が上司の准教授の叱責に対して、大学病院の矛盾に憤り語る言葉。
『先生のおっしゃる通り、ここは特別な病院です。山のように医者がいて、最新の設備がそろっている。医者だけではありません。あらゆる職種の専門家が集まって特別な治療ができる特別な場所です。大学の医療が貴重なパンだという話はわかります。そのためのルールや規則も必要でしょう。けれどもルールや規則ばかりが押し出されて、いつのまにかパンを配ること自体が忘れられかけていると思うのです。何がおかしいのか、どうしたら良いのか、今のところ私にはわかりません。ただ、わかっていることがひとつあります。貴重なパンや複雑なルールの話を、どれほど繰り返してもきっと解決しない問題だということです。私はパンの話をしているのではないのです。私は、患者の話をしているのです。』(新章 神様のカルテより)
市民公開プログラムでの講演をお楽しみに。

大学に務める身として心に響く言葉です

ご公演は楽しみなプログラムの一つです!
- 市民公開プログラムのご紹介
- 日時:2019年4月21日(日)14:30~17:00(受付13:30~)(仮)
会場:石川県立音楽堂コンサートホール
参加費:無料
申込締切:3月31日(日)
詳細、お申込みはこちらから
プログラム
第1部:特別講演「神様のカルテ」夏川 草介先生(医師・作家)
第2部:メディカルオーケストラ


注:この記事は谷内江昭宏先生が第122回小児科学会学術集会@金沢のFacebook公式ページに投稿した内容を許可を得て若手小児科医グループで再編集し掲載したものです。
谷内江先生の発言以外の記載・タイトル・追加情報は主に若手Sによるものです。
若手小児科医による特別企画に向けた事前アンケートのお願い
若手小児科医による特別企画を行うにあたり皆様からアイデアを募ることにしました。テーマは “あなたが学術集会会頭になったとき、実現させたい斬新な企画を教えてください!!” です。いいアイデアは当日や当サイトでご紹介させていただきますし、実際に小児科学会へ提言します。もちろん当日参加できない方の意見も大歓迎です!