新興・再興感染症のいま

感染症との戦いには大きなパラダイムシフトが必要なのかも知れません。4人の演者から up-to-date のお話が伺えます。

人類が経験したことのない感染症アウトブレイクの始まりに遭遇し、病原体の発見と、病態解析、治療薬の発見までを同時代に経験する。そのことだけでも素晴らしいのに、その進行のプロセスを real time で NIH と言う同じキャンパスの中で見聞きし、風の吹きすさぶ様子を感じ、治療薬の開発に果敢に挑戦する人々と同じ時間を過ごすことができました。
新興感染症の代表格とも言える HIV 感染症;AIDS。Robert Gallo が、Flossie Wang-Staal が、Luc Montagier が、そして満屋裕明がいました。その後、次々と現れる新興の、あるいは再興の感染症。人類は感染症との戦いを終えることができません。
感染症との戦いには大きなパラダイムシフトが必要なのかも知れません。分野別シンポジウム13は「新興・再興感染症のいま」と題して4人の演者から up-to-date のお話が伺えます。AIDS/HIV 治療薬の開発については特別講演2(第三日午前)で開発者ご本人からのお話が聞けます。
画像は NIH HP、Wikipedia、国立感染症研究所 HP などから引用。

感染症は治療や対策がアップデートされ続けている分野です

満屋先生御本人に来ていただけるののは本当に貴重な機会ですし、シンポジウムでも第一線の先生方にお話が聞けそうですね

新型インフルエンザや麻疹など、今年の話題だけでもネタがつきないね
- 分野別シンポジウム13
- 新興・再興感染症のいま
日時:4月21日(日)13:40〜15:40
場所:第8会場 (ホテル日航金沢 4階 鶴の間C)
座長
岡田 賢司(福岡看護大学 基礎・基礎看護部門 基礎・専門基礎分野)
森内 浩幸(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科小児科)
演者
西條 政幸(国立感染症研究所)
齋藤 昭彦(新潟大学大学院医歯学総合研究科小児科学分野)
吉良 龍太郎(福岡市立こども病院小児神経科)
清水 直樹(東京都立小児総合医療センター)
- 特別講演2
- “1臨床医のHIV感染症/AIDSに対する治療薬の研究・開発”
日時:4月21日(日)11:20〜12:10
場所:第1会場 (石川県立音楽堂 2階 コンサートホール)
座長:谷内江 昭宏(金沢大学医薬保健研究域医学系小児科)
演者:満屋 裕明(国立国際医療研究センター研究所)








注:この記事は谷内江昭宏先生が第122回小児科学会学術集会@金沢のFacebook公式ページに投稿した内容を許可を得て若手小児科医グループで再編集し掲載したものです。谷内江先生の発言以外の記載・タイトル・追加情報は主に若手Sによるものです。